副業を探している方必見!最近話題の「いいね!するだけの副業」について、その実態と注意点を徹底解説します。簡単に稼げるという触れ込みですが、本当に大丈夫なのでしょうか?
いいね!するだけの副業の特徴と危険性
この副業の特徴と危険性について、以下にポイントをまとめました。
- 1日1万〜10万円が稼げると謳う怪しい宣伝文句
- 具体的な仕事内容が一切明かされない不透明さ
- 3万9千円のプレゼントで誘い込む巧妙な手口
- 特定商取引法に基づく表記がない違法性の疑い
- 高額な情報商材購入を迫られる可能性大
- 消費者庁が注意喚起している典型的な詐欺の手口
- 簡単に稼げるという甘い言葉に騙されないよう要注意
- 個人情報流出のリスクも潜んでいる危険性
「いいね!するだけの副業」は、SNS上でいいねをするだけで簡単に稼げると謳っています。しかし、その内容には多くの疑問点や危険性が潜んでいます。具体的な仕事内容が明かされず、特定商取引法に基づく表記もないなど、信頼性に欠ける点が多々あります。
また、3万9千円のプレゼントという甘い言葉で誘い込み、後から高額な情報商材の購入を迫られる可能性が高いです。これは消費者庁が注意喚起している典型的な詐欺の手口と一致しています。
さらに、個人情報を提供することで、その情報が悪用されるリスクも考えられます。簡単に稼げるという甘い言葉に騙されないよう、十分な注意が必要です。
ライバー勧誘ビジネスの実態
「いいね!するだけの副業」の背後には、ライバー勧誘ビジネスが存在していることが分かっています。ライバー勧誘ビジネスとは、ライブ配信を行う人材(ライバー)を見つけ出し、契約して売り上げから報酬を得る仕組みです。
具体的な流れは以下のようになっています:
1. SNSなどを利用して、ライバーを積極的に勧誘する
2. 参加したライバーに、有益な情報や助言を提供して成長を促す
3. ライバーが成長し、ファンを獲得すると、収益化に成功する
4. ライバーの収益の一部として報酬が支払われる
5. 報酬を受け取った後も、ライバーのマネジメントを継続する
しかし、この仕組みには大きな問題があります。知らない人からの勧誘で契約してくれる配信者を見つけることは非常に困難です。特に初心者にとっては、簡単に取り組める副業とは言えません。
そのため、広告と実際の副業内容には大きな乖離があり、副業詐欺の疑いが強く持たれています。このような手口は、消費者庁が注意喚起しているPDF内にも記載されており、詐欺的な商法の典型例と言えるでしょう。
高額な情報商材への誘導の手口
「いいね!するだけの副業」では、最初に1,980円(税込)のスタートガイドの購入が必要とされています。この金額は非常にリーズナブルで、多くの人が「試してみよう」と思ってしまうでしょう。しかし、これは罠の入り口に過ぎません。
この安価なスタートガイドを購入させた後、有料のオプションプランへの参加を強く勧められる仕組みになっています。このオプションプランの料金は、安くても数十万円以上に設定されており、非常に高額です。
このような手口は、消費者庁が注意喚起しているPDFにも記載されています。具体的には以下のような流れで進行します:
1. 有料の「サポートプラン」に加入するよう電話で消費者を勧誘する
2. 高額な金銭を支払わせる
3. 公式アカウントからテキストが送信され、それを見ながら説明を聞くよう指示される
4. 担当者が電話で具体的な内容を説明し、有料の「サポートプラン」を契約するよう勧誘する
5. 有料サポートプランの内容はテキストに記載されており、複数のプラン(価格は320万円〜150万円)が紹介される
このように、最初は安価な商品で顧客を引き込み、その後高額な商品やサービスへと誘導していく手法は、悪質な業者がよく使う典型的な手口です。単純に安いからといって軽率に購入することは絶対におすすめできません。
特定商取引法違反の可能性
「いいね!するだけの副業」には、特定商取引法に基づく表記がありません。これは非常に重大な問題です。特定商取引法は、訪問販売や通信販売などの取引において、消費者保護のために事業者が守るべきルールを定めた法律です。
特定商取引法の第一条には、以下のように記載されています:
「この法律は、特定商取引(訪問販売、通信販売及び電話勧誘販売に係る取引、連鎖販売取引、特定継続的役務提供に係る取引、業務提供誘引販売取引並びに訪問購入に係る取引をいう。以下同じ。)を公正にし、及び購入者等が受けることのある損害の防止を図ることにより、購入者等の利益を保護し、あわせて商品等の流通及び役務の提供を適正かつ円滑にし、もつて国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする。」
つまり、インターネットを通じて商品やサービスを販売する事業者は、特定商取引法に基づく表記を公開しなければなりません。この表記には、事業者の名称、住所、電話番号、代表者名などの情報が含まれます。
しかし、「いいね!するだけの副業」にはこの表記がありません。これは法律違反の可能性が高く、非常に危険な兆候です。特商法の記載がない副業や投資案件は、法律を守っていない可能性が高いため、関わらないことが賢明です。
消費者庁の注意喚起
消費者庁は、「いいね!するだけの副業」のような怪しい副業情報について、繰り返し注意喚起を行っています。以下は、消費者庁が公開しているPDFに記載されている重要なアドバイスです:
「具体的な仕事内容を一切明らかにせず「副業」を行うための「マニュアル」を売りつけようとする事業者には注意しましょう」
「コロナ禍の影響により本業の収入が減るなどして、「副業」に興味を持つ消費者が増加していると考えられますが、インターネット上には、そのような消費者に対して、具体的な仕事内容を一切明らかにせず、簡単な作業をするだけで誰でも稼ぐことができるなどと勧誘し、「副業」を行うためには「マニュアル」等が必要であるとして情報商材を売りつけようとする事業者が多数みられますので注意しましょう。」
「これまでの消費者庁などによる調査、消費生活センターに寄せられた相談の内容によれば、インターネット上で販売される「副業」の「マニュアル」等の情報商材を購入すれば、簡単な作業を短時間するだけで誰でも1日数万円を稼ぐことができる、ということはまずあり得ません。」
これらの注意喚起は、「いいね!するだけの副業」のような案件に完全に当てはまります。具体的な仕事内容を明かさず、簡単に高額の収入が得られると謳っている点が特に危険です。消費者庁の警告を真摯に受け止め、このような副業情報には慎重に対応する必要があります。
安全な副業を選ぶためのポイント
「いいね!するだけの副業」のような危険な案件を避け、安全な副業を選ぶためには、以下のポイントに注意する必要があります:
1. 具体的な仕事内容が明確に説明されているか
安全な副業では、どのような作業を行うのか、どのようなスキルが必要なのかが明確に説明されています。「簡単に稼げる」という曖昧な表現だけで具体的な説明がない場合は要注意です。
2. 特定商取引法に基づく表記があるか
法律を遵守している事業者は、必ず特定商取引法に基づく表記を掲載しています。この表記がない場合は、法律を守っていない可能性が高いため避けるべきです。
3. 高額な初期費用や情報商材の購入を求められないか
正当な副業であれば、高額な初期費用や情報商材の購入を強要されることはありません。このような要求がある場合は、詐欺の可能性が高いです。
4. 非現実的な収入を謳っていないか
「1日1万〜10万円稼げる」などの非現実的な収入を謳っている副業は、ほぼ間違いなく詐欺です。現実的な収入額を提示している副業を選びましょう。
5. 個人情報の取り扱いが適切か
個人情報の取り扱いポリシーが明確に示されているか確認しましょう。不必要に多くの個人情報を求める副業は避けるべきです。
6. 口コミや評判を確認する
その副業に関する口コミや評判をインターネットで検索し、他の人の経験談を参考にしましょう。ただし、ステルスマーケティングの可能性もあるので、複数の情報源を確認することが重要です。
7. 公的機関や大手企業が提供している副業を選ぶ
公的機関や信頼できる大手企業が提供している副業は、比較的安全です。これらの組織は reputation を重視するため、詐欺的な行為を行う可能性は低いです。
これらのポイントを意識して副業を選ぶことで、「いいね!するだけの副業」のような危険な案件を避け、安全に副業に取り組むことができます。常に慎重な姿勢を保ち、少しでも怪しいと感じたら参加を見送る勇気を持つことが大切です。
まとめ:いいね!するだけの副業は危険な可能性大
「いいね!するだけの副業」について詳しく見てきましたが、この副業には多くの危険な兆候が見られます。具体的な仕事内容が明かされない点、特定商取引法に基づく表記がない点、高額な情報商材への誘導の可能性など、典型的な詐欺の手口と一致する特徴が多々あります。
消費者庁も、このような副業情報に対して繰り返し注意喚起を行っています。簡単に高額の収入が得られるという甘い言葉に
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